Pueblo Touareg - Private Tents
Conveniently situated in the Hassilabied part of Merzouga, this property puts you close to attractions and interesting dining options.
Highlights
Facilities
Airport transfer
Pets allowed
Car park
Shuttle service
Bicycles
Front desk [24-hour]
Check-in/out [express]
BBQ facilities
サハラ砂漠で日本語が通じるキャンプ”
当初、このキャンプを見つけることができず、別のキャンプ(RIAD MADU)の予約を検討していましたが、満室のためこのPueblo Touareg - Luxury Campを紹介していただきました。AgodaのPueblo Touareg - Luxury Campのレビューに日本人の投稿が無かったので、日本から検索すると上位に表示されなかったのではないかと思います。RIAD MADUのAmmarさんは、私が日本人だったので、日本語を流暢に話せるPueblo Touareg - Luxury CampのSalemさんを紹介してくださった様です。紹介していただいた後、AgodaとTripadvisorの口コミを精読しましたが、いずれのサイトもほとんどの人がすべての項目で満点を付与しており、早速、Agodaを通じて予約をしました。予約後、すぐに共同経営者でシェフのSalemさんから連絡をいただきました。初めての地で、アクセス方法やオプションの価格など、わからないことがあったので質問しましたが、すぐに丁寧な回答をいただき、安心することができました。 Salemさんが多くの日本人に来ていただきたい、とのことですので、日本語でこのレビューを書いています。日本人にキャンプの魅力を伝える為に、Salemさんについて簡単に紹介します。 Salemさんは2007年に初来日、1年間日本語学校で学んだ後、料理の仕事をしながら約12年間日本に在住していた経験があります。料理人としてのキャリアは、「ペニンシュラ東京」で1年半、共同経営者兼シェフとして「モロッコ タジンや」で2年。「モロッコ タジンや」は繁盛していたそうですが、東日本大震災で被災し、止む無く、店舗を継続してくれる他の方に売却したそうです。その後、「メルセデス・ベンツ コネクション」(現メルセデス ミー)のレストラン(フレンチ・イタリアン)で8年。モロッコに帰国後は、共同経営者である弟のMohaさんと共に、サハラ砂漠の遊牧民であるトゥアレグ族の伝統を取り入れた、Pueblo Touareg - Luxury Campを運営、シェフとしてその腕をふるっています。 施設の状態/清潔さ アルジェリア国境から20Kmほどの砂漠の真ん中にあるとは思えないくらい、トイレやシャワー、シーツなど、清潔に保たれています。節水と節電を心がけるように言われますが、シャワーの水の量もまったく問題ありません。 施設・設備 宿泊用のテントは6つ。エリアには数十のテントを擁するキャンプもありますが、Pueblo Touareg - Luxury Campでは、サービスが行き届く範囲で運営できるように、テントの数を抑えているそうです。冬のサハラ砂漠の夜はとても寒いのですが、レストラン専用のテントにはストーブもあり、快適に食事をすることができます。 ロケーション メルズーガのバスターミナルから車で30分くらいのところにあり、周囲のキャンプとは十分な距離が保たれています。目視できる範囲には他に2つのキャンプがありましたが、徒歩で30分以上離れた位置にあるので、とても静かです。 お部屋の快適さ・クオリティ 暖房が無いので、夜はとても気温が下がりますが、十分な毛布と湯たんぽを用意していただきました。 サービス 私たちが満足しているかどうか常に気を配り、声をかけていただきました。そして特筆すべきは、やはり料理です。夕食、朝食のいずれも今回の旅(パリ-フェズ-シェフシャウエン-メルズーガ)で最高のクオリティでした。 メルズーガへは、フェズからCTMの夜行バスで行きました。到着が早朝6時15分でしたが、予め送迎をお願いしていたのでメルズーガのバスターミナルまでSalemさんが時間通りに迎えに来てくれました。バスターミナルからはSalemさんが運転する4WDのカーオーディオで、トゥアレグ族のミュージシャン、Tinariwenを聴きながら、夜明け前の真っ暗な砂漠を疾走して、キャンプに向かいました。日本から遠く離れたサハラ砂漠で、日本語が話せるのは、とても不思議な感じでした。キャンプに到着後は、チェックイン時刻前でしたが、前日に宿泊客がなくテントが空いていたので、すぐにテントを使わせていただくことができました。目覚めた後は、食事用のテントでブランチ。その後、夕方のサンセットキャメルトレックまで、たっぷり時間があるので、近くに見える砂丘に登りました。周囲に何もないので近く見えたのですが、キャンプから砂丘の頂上まで片道2.6Kmもありました。この日の宿泊客は私たちの他は、フランス人の4人家族の計2組のみで、フランス人家族が到着してから夕食となりました。夕食の後は、焚火を囲んで、キャンプスタッフによる歌と演奏、そして、おしゃべり。フランス人家族の早口のフランス語について行くのは大変でしたが、Salemさんが適宜、通訳してくれました。翌朝も、ゆっくり起きて、周囲を散策した後、朝食。チェックアウト後はMohaさんの運転で4WDツアー。遊牧民のテントや鉱山を訪れました。 参考までに、オプション費用を記します。2023年12月現在の価格ですので、利用される際は、事前にご確認ください。 ・メルズーガのバスステーションからの送迎(Pick Up & Drop Off) 25€/人 ・サンセットキャメルトレック 30€/人 ・昼食付4WDツアー 90€/人 私たちは、フェズ-メルズーガの往復にCTMバスを利用しましたが、時間が無く、経済的に余裕がある方は、他の都市(マラケシュ、フェズ、エルラシディア、等)や空港からの送迎も手配してくれるそうです。 最後に、Salemさんから、日本人旅行者へのメッセージを預かっています。 「日本とは全く違う砂漠を体験しに来てください。砂漠を満喫するにはキャンプに2~3泊することをお勧めします。 ここメルズーガで、日本人のニーズをよく知っているSalemとMohaがお待ちしています。」